Nano Dimension、次世代マイクロ3Dプリンタ「Exa 250vx」を発表

Nano Dimension、高精細・高生産性を両立した新型3Dプリンタでマイクロ製造分野を革新

イスラエルに本社を置く3Dプリンタメーカー Nano Dimension(以下 ナノディメンション)は、11月19日からドイツ・フランクフルトで開催された世界最大級の製造技術展示会「Formnext 2024」において、最新のマイクロ3Dプリンティングシステム「Exa 250vx」を発表した。

Nano Dimension「Exa 250vx」 Photo : Nano Dimension

100mm x 100mm x 70mmの造形領域と、最小10ミクロンのレイヤー厚に対応した「Exa 250vx」は、高解像度と生産効率を兼ね備えたシステムとして、小型精密部品の大量生産に最適なモデルとなっている。その応用範囲は広く、電子機器用コネクタや医療機器用マイクロニードル、さらにはジュエリー製作まで多岐にわたる。

マイクロスケールの3Dプリンティングとコーティング技術を専門とする Horizon Microtechnologies は、この技術を用いて機能性を向上させるためのコーティングを実現し、アンテナのような複雑なデバイスの製造を可能にしている。
「Exa 250vx」は、Nano Dimensionのマイクロ製造分野における強力なプレゼンスを示すものであり、同社の戦略的な事業拡大を後押しする重要なステップとなる。

Nano Dimensionは現在、Desktop Metal および Markforged の買収を進めているが、この買収が実現すれば、Nano Dimensionの市場影響力がさらに高まると予想される一方で、同買収を巡る株主間の対立も報じられており、特にDesktop Metal買収の是非が2024年12月1日に投票で決定される予定となっている。


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