Red WolfとMotorolaは3Dプリンティング技術でスマートフォン修理を革新する
オンデマンドの3Dプリント技術とモバイルテクノロジー向けのソリューションを提供する米国企業 Red Wolf Technology と通信機器開発大手の Motorola Mobility の両社は、Red WolfのPrimo Print3Dプラットフォームと Bambu Lab の3Dプリンタを活用して、各地の修理拠点で部品類を3Dプリントできる仕組みを構築。携帯電話修理業界に新たな革新をもたらす。
ユタ州に拠点を置くRed Wolfは、スマートフォン用アクセサリー分野における3Dプリンティング技術の先駆者として知られており、カスタマイズ可能な携帯ケースや高度な画面保護ソリューションを提供し、高い評判を得てきた。
今回提携した両社の主な目的は、各地の修理ショップに対し、ジグや型など、MotorolaのOEMツールを現地で3Dプリントできる能力を提供することにある。この取り組みにより、様々なツールの入手に掛かるコストと時間を削減しつつ、修理の精度を維持し、消費者に最適なサービスを提供することが可能となる。
Red WolfのPrimo Print3Dプラットフォームは、スマートフォン用アクセサリーや修理ツールを高品質にプリントするための最先端の3Dプリンティング技術を提供。修理を担当するショップは、高品質のツールを迅速に現地で製造することで修理時間を最大30%短縮し、修理の迅速化とコスト削減を実現。プロフェッショナルな修理環境をより手軽に提供できるようになった。
このシステムにとって重要な鍵となるBambu Labの3Dプリンタは、スピードと信頼性、仕上がり品質の高さで知られており、今回の取り組みの成功において重要な役割を果たしている。Red Wolfは、Bambu Labの3Dプリント技術を導入することで、修理ショップはより効率的かつコスト効果の高い修理を行うことが可能になった。
3Dプリント技術をベースとしたこのシステムの導入は、携帯電話修理業界において大きな変革をもたらし、業界全体の新しいスタンダードを築くものとなるであろう。
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