専用ペレットを利用し小ロット生産に対応した工業用3Dプリンタ「freeformer」
射出成形機の大手、独のARBURG(アーブルグ)が開発した3Dプリンター「freeformer」は、材料に専用ペレットを使用し、実製品同等の試作品や小ロット生産に対応した工業用プリンター。
5軸制御された造形空間にて量産レベルの専用ペレットを溶解し、微小プラスチックを射出積層
成形後の製品はそのまま量産品相当の実使用が可能となるため、金型などを必要とせずに小ロットの実使用製品制作が可能となる。
先日もご紹介した3DSystemsの最新フルカラー3Dプリンター「Projet 4500」。こちらは樹脂フルカラー造形が可能ですが、まだまだ量産相応という造形は難しいですが、ペレットを使用するこのfreeformerは、まさに量産レベルの品質造形が可能なプリンタのようです。
十分な資料がないため定かではありませんが、5軸造形を行うには専用のアーム等を造形プレートに組みつけて成形するようですね。
この回転軸は必要に応じてベースプレートに食いつけてるようですね(間違ってたらごめんなさい)
成形後直ぐに実使用可能な製品が出来上がると思うとワクワクしますね!
基本となるペレット溶解から積層技法が分る動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=b8lwakadLbY
カタログや資料(pdf形式)のダウンロード先はこちら
いま現在日本への販売等は未定のようですが、取扱いできそうな代理店さんの動向が気になるところですね。
価格等は不明ですが、それ相当のイニシャルコストを考えると簡単に回収できる製品ではないでしょうが、是非とも国内で取り扱いをしてほしい機種ですね。
ちなみに、こちらはワールドプレミア時の映像 何故お姉さんが踊っているかは不明ですw
※補足情報
実機をご覧になった方によると、現時点では量産相応の品質まではいってないようです。
システムのチューナップ等である程度改善はされるかもしれませんが、今回の機種をベースにより高精度なモデルが今後もリリースされてくると思いますので、引き続き注目していきたい製品ですね。
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