- 2015-2-4
- 建設・建築・インテリア, 最新情報
- 3DPrinting, 3Dプリンティング, セラミック, テクノロジー, 建材, 建築関連, 粉末焼結
3Dプリントで成形された多孔質セラミックレンガは蒸発冷却の原理を用いてお部屋を涼しくする
様々な3Dプリントプロジェクトを展開するEmerging Objectsの新たなプロジェクトは、3Dプリント技術を用いて成形された多孔質セラミックレンガで出来た冷却システム。
レンガを通過した空気に含まれる水分(露点)は、このレンガの微細孔内にスポンジのように吸収され、蒸発冷却の原理を用いて室内温度を下げるという物です。3Dプリントされたパッシブヒートシンクといった感じでしょうか。
仕組み自体は古代からあるものですが、このような冷却システムを、セラミック系素材の材料と3Dプリント技術を用いて成形できることには色々な意味が含まれているかもしれませんね。
こういった成形素材を、3Dプリント技術を用いて発展させることで、電気や空調が行き届かない途上国などへ、安価に素早く導入されるようになると良いですね。
参考資料(Wiki):露点温度
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