次世代UAV用3Dプリント製エンジン

次世代無人戦闘機に革命!3Dプリンター製エンジン「Rampart」

米国を拠点とする先進的防衛技術企業 Beehive Industries は、次世代の無人戦闘機(UAV)向けに設計された3Dプリント製エンジン「Rampart」を発表した。高い推進力と耐久性、低コスト量産を可能にするこのエンジンは、近未来の航空戦術を大きく変える可能性を秘めている。

「Rampart」は、有人戦闘機と連携して作戦を遂行するUAVのために設計された最新エンジンで、「The Force Multiplier(戦力倍増装置)」という異名を持つ。
このエンジンの最大の特長は、3Dプリント技術を活用した製造プロセスにあり、従来の鋳造や金型を用いず、複雑な部品の一体化やパーツ数の削減を実現。これにより、製造期間とコストを大幅に短縮しつつ、供給網の柔軟性と量産性も確保している。

「Rampart」は耐久性にも優れ、敵の攻撃や過酷な環境下でもUAVが任務を遂行できる設計となっている。高効率な推進力により、航続距離や滞空時間が拡大し、戦闘、偵察、輸送、デコイといった多様な任務に対応可能だ。高出力によってセンサーや兵装、物資などの重量物も搭載できるため、有人機のリスクを軽減し、無人機による戦術的な柔軟性が向上する。
また、このエンジンはモジュール設計となっており、用途に応じた出力仕様のバリエーション展開が可能で、すべてのモデルが共通の3Dプリント製コアを用いることで、メンテナンスの簡便化と技術の迅速な進化を支えている。

米国内で製造される「Rampart」は、サプライチェーンの安定性と国家安全保障にも貢献しており、戦時・平時を問わず即応できる体制を整える上で大きな役割を果たす。これは単なるエンジンではなく、3Dプリント技術が切り拓く空中戦の新たなプラットフォームである。


関連記事

3DP id.arts の最新投稿をお届けするニュースレターへの登録はこちら

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る