3Dプリント造形物の表面を自動でピカピカにする凄いツールが登場!

Polymakerは3Dプリント造形物の表面をほぼ自動で光沢に仕上げる加工機と専用材料をリリース

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中国・上海に本拠を置く高品質フィラメントメーカーPolymakerは、FDM/FFF方式で生成された3Dプリント造形物の表面を、ほぼ自動で滑らかな光沢面に仕上げる革新的な表面加工機『Polysher』と、PVBベースのPolysher専用材料『PolySmooth』を開発。両製品は、2016年4月25日、クラウドファンディングKickstarterからローンチする。

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3Dプリント造形物の表面仕上げは、3Dプリンタユーザーにとって大きな課題であり、多くのユーザーが様々な工夫を凝らし、積層跡の除去を行っている。
そんなユーザーの悩みを解決するため、Polymakerはほぼ自動で積層跡を除去する表面仕上加工機『Polysher』と、Polysher専用材料『PolySmooth』を開発した。

PolySmooth

PolySmoothとは、Polysherでの利用を前提に開発されたPVB(ポリビニルブチラール)樹脂ベースの材料で、一般的なPLA素材同様、FDM/FFF方式3Dプリンターで利用することができる高性能な3Dプリンタ用フィラメントだ。

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PolySmoothの基本仕様

以下はPLA、ABS、PolySmoothの比較

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今回新たにリリースされたPolySmoothには、11種類の素材色が用意されている(Kickstarterローンチ時のみ設定されたカラーも有り)。またPolySmoothには、同社製フィラメント『PolySupport』に近い容易なサポート除去性能を要しているため、プリント後のサポート除去作業を軽減することができる。

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Polysher

Polysherとは、PolySmooth材料で3Dプリントされた造形品の積層跡を軽減するために開発された、新しいタイプの表面加工機となっている。

Polysher本体内下部に充填したイソプロピルアルコール又はエタノール(濃度90%以上推奨)を、ネブライザー(噴霧器)から放出。ネブライザーから放出されたミクロン単位の細かなアルコールの液滴が、造形物表面を覆い溶かし、3Dプリント造形物の積層跡を滑らかに仕上げる。

Polysher-7従来からあるABS素材に適用するアセトン処理のように、表面を溶かして滑らかにするタイプの加工方法となるが、コントロールの難しいアセトンペーパー処理などと違い、デバイス側で表面処理加工時間などをコントロールすることが出来るため、3Dプリンタ初心者でも容易に滑らかな表面処理を行うことができる。

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Polysherの使用方法

  1. Polysher本体にアルコールを充填
  2. PolySmooth材料で3Dプリントされた造形品を、Polysher内部の昇降台へセット
  3. コントロールノブを回し、仕上げ時間を設定(大きさや環境温度に応じて調整)
  4. タイマー時間終了後(仕上げ処理後)、昇降台が自動で上部へ移動し作業完了

このように、アルコールの充填と造形物の設置作業以外、ほぼ全自動に近い状態で表面仕上げを行うことができる加工機となっている。

Polysher仕上げ事例(加工時間7分)

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Polysher仕上げ事例(加工時間10分)

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その他の仕上げ事例

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Polysherの利用は、専用材料であるPolySmoothの使用が前提のため、一般的なABSやPLA、SLS方式で造形されたナイロン(ポリアミド)素材などには適用できない。一般的な素材で造形されたモノは、3Dプリント用研磨材『TuneD3』シリーズなど使用した仕上げ加工が必要となる。

購入方法

両製品は、2016年4月25日よりクラウドファンディングKickstarterからローンチする予定で、最安$199のスーパーアーリーバード(限定100セット)から購入することが可能。また、$229のアーリーバード(限定500セット)には、Polysher 1台とPolySmooth 1スプールが含まれているが、$35から材料の追加を行うこともできる。
何れも出荷開始は2016年9月以降となっている。
※ 追記:Polysherの購入に関するご相談に応じています。お問い合わせはこちら

追加参考記事
3Dプリント造形物を滑らかに仕上る「Polysher」最速レポート
Polysher お試しキャンペーン


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