PCB 3DプリンタNano Dimensionが取引開始

多層プリント基板3DプリンタNano DimensionがOTCQX市場での取引を承認される

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今春以降お伝えし続けているイスラエル企業開発の多層プリント基板3DプリンターNano Dimensionが、米国預託証券(ADR)の取引市場OTCQX市場において、正式に取引を開始しました。

OTCQX市場は、金融市場を運営するOTC Markets Group Inc.によって運営される証券取引市場であり、今回正式な市場取引を承認されたことで、Nano Dimensionは潤沢な資金調達とそれを活かしたプリント基板プリンターの開発を加速させることが可能性を秘めています。

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同社開発の多層プリント基板3Dプリンター『Drangonfly 2020 3Dシステム』は、2016年度中のリリースを予定しており、今後プリント基板のラピッドプロトタプ市場に大きな影響を与える可能性が考えられます。
同プリンタに関する詳細はこちらの過去記事をご覧ください。

現時点でのDrangonfly 2020は精度等においても未知数な部分が多いようですが、OTCQX市場における取引が正式に認められたことで、調達した資金力をバックにより精度の高い多層プリント基板3Dプリンターへの改良が進められるかもしれません。

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この分野で先行するNano Dimensionですが、今後他メーカーによる類似システムの開発が広がれば、業界全体にとっても大きな変革の時になるかもしれませんね。


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