メルセデスはトラック部品製造に3Dプリンターを活用

ダイムラートラックはスペアパーツ製造コスト削減のため3Dプリンタを導入予定

世界最大のトラックメーカー ダイムラー・トラックは、スペアパーツ生産のために3Dプリンターの利用を開始する。

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2012年以降、3Dプリンターや砂型鋳造などの技術を積極的に取り入れてきたダイムラーは、2016年9月よりメルセデス ベンツ・トラックの部品の一部に、SLS(選択的レーザ焼結)方式の3Dプリンターで製造されたプラスチック製部品を適用すると発表した。

9月時点で製造される部品は、スプリングキャップ、エアダクト、ケーブルダクト、クランプやマウント用パーツなど、制御要素を含むプラスチック製のスペアパーツを中心に、部品在庫の無い旧式車両などの部品製造にも活用。今後その適用範囲を拡大する予定である。

現在同社のスペアパーツの多くは特定の工場で製造・管理され、全世界の拠点に出荷されているが
これらの部品製造と在庫管理、物流に伴うコストを大幅に削減する手段として、3Dプリンターを使ったプラスチック製スペアパーツの製造を世界規模で取り入れていく計画をしている。

世界各地にある工場で必要な部品だけをその都度3Dプリントすれば、部品在庫に必要な空間の軽減や、物流コストを大幅に削減することが可能になる。


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