ローカルモーターズが市販ベースの3Dプリント自動車を初公開

ローカルモーターズがラスベガスSEMAショーで3Dプリント自動車『LM3D SWIM』を発表

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予てより、3Dプリント自動車の市販に向けて開発を続けていたLocal Motors(ローカルモーターズ)は、現在(11月3日~6日)米国ラスベガスで開催されているSEMA Show 2015において、自社初となる市販車ベースの3Dプリントカー『the LM3D Swim』を発表した。

同車種は今後、クラウドファンディングIndiegogoでのリリースを計画しており、実売予定価格は$53,000(約6,360,000円)

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ローカルモーターズのLM3Dシリーズは、80%のABSプラスチックと20%の炭素繊維のブレンド材料から生成されており、現在の3Dプリント領域は全体の75%程度のようですが、将来的には3Dプリンターによる造形領域を拡張することを目標としています。
また、同シリーズはIBMなどの大手テクノロジー企業と協力し、様々なセンシングデバイスを搭載したIoT化を実現させ、車両管理やドライバーサポートのためのシステム開発も行っていくようです。

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ローカルモーターズは現在、テネシー州ノックスヴィルに建設中の専用工場(50,000平方フィート)の建設を今年末までに終了し、2016年第2四半期までにオープンを予定しており、工場内にLMD3シリーズ造形専用の大型3Dプリンターを6台導入し、年2,400台ペースで3Dプリント車の製造を計画しています。

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同社は今後、LM3Dシリーズとして高速走行を可能とした新モデルなどのリリースも計画しており、現在安全基準を満たすための試験などに対応中で、こちらも2016年度内に認定を得る計画をしている。

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次期リリース予定の『Sport』

米国の安全基準をクリアすれば、日本の公道も走れるのでしょうか?詳しい方がいらっしゃれば、是非ご教示いただきたいところです。


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