富士フィルムは3Dプリンタ向けなどに事業拡大

富士フイルムは3Dプリンティングなど多様なニーズに応えるための「インクジェット事業部」を新設

富士フイルム株式会社(以下 富士フイルム)は、3Dプリンティング分野など、インクジェット技術で多様なニーズに応える事業を拡大するため、2017年1月1日付で「インクジェット事業部」を新たに設立。

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近年インクジェット技術は、商業印刷分野やサインディスプレー分野に加え、食品・日用品の包装容器、布地や壁紙・床材などを印刷する産業用途においても使用されており、その活用範囲はますます拡大しています。
また昨今では、樹脂や金属を用いて立体構造物をつくる3Dプリンティング、電子回路を形成するプリンテッドエレクトロニクスといった分野でもインクジェット技術が活用されはじめ、さらなる市場の拡大が期待されています。

富士フィルムは、平成17年以降、産業用インクジェットヘッドの米国FUJIFILM Dimatix,Inc.や、多様なインクを製造する英国FUJIFILM Imaging Colorants Ltd.およびFUJIFILM Speciality Ink Systems Ltd.を買収。これらのもつ優れたインク、ヘッドに当社独自の画像処理技術や化学合成技術を組み合わせて、先進的なインクジェット技術を開発してきました。

今回、新たに設立されるインクジェット事業部は「ヘッド」「インク」「画像処理」のすべてを自社グループ内で一貫して開発できる強みを活かしながら、さらなる経営資源の集中を行い、商業印刷のみならず、今後の成長が見込まれる産業用途や3Dプリンティングなどの新規分野における新たなビジネスを創出し、平成33年度に同事業で1,000億円の売上拡大を目指しています。


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