世界初!3Dプリント製の研究施設

3DプリンタベンチャーCyBe Constructionはドバイに168平方メートルの3Dプリント研究施設を建設

オランダの建設用3Dプリンタベンチャー「CyBe Construction」は、建設用3Dプリント技術を利用し、ドバイのドローン研究施設「R&Drone Laboratory」を建設。3Dプリント技術を利用した研究施設としては、世界初の試みとなる。

過去記事でも度々紹介してきた通り、ドバイは2030年までに建物の25%を3Dプリント建築する計画を実現するため、3Dプリント建築で業界をリードする中国のWinSun他、複数の欧米関連企業とパートナー契約を締結している。

CyBe Constructionは、独自に開発したキャタピラ装備の移動式コンクリート3Dプリンタ「The CyBe RC 3Dp mobile concrete 3D printer」を砂漠上に設置された大型テント内に持ち込み、168平方メートルのドローン研究施設「R&Drone Laboratory」を建設。

研究施設は27のコンクリート製3Dプリントユニットから構成されており、3Dプリントされた部材は現場で組立てられ、約3週間で完成した。

完成した3Dプリント製躯体は別の事業者により、屋根、階段、ドア、などの設備が施工される。

3Dプリント技術を利用し建設された研究施設は、従来の施工技術と比較し、有害物質の排出量を40%削減し、工期中に出される廃棄物を70%程度削減している。


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