コロンビア初の3Dプリント住宅が完成

短工期・低コスト化を実現したコロンビア初の3Dプリント住宅が完成

1961年創業で、コロンビアやパナマなど中南米地域を中心とした建設大手Constructora Conconcretoは、コロンビア・アンティオキアにあるEIA大学と協力し、コンクリートイノベーションセンターの敷地内に、コロンビア初となる3Dプリント住宅のプロトタイプを建設した。

BIMモデリングで設計されたこのプロトタイプ住宅は、コンクリートイノベーションセンターにある大型3Dプリンタで造形され、23.4㎡の広さに、バスルーム、ベッドルーム、ダイニングルーム、キッチンを備えている。このプロトタイプ住宅には、建物だけでなく屋外用家具などの生成にも3Dプリント技術が活用されている。

26.82時間掛け、32個のパーツにプリントされたコンクリート部品は、現場に運ばれた後に組立てられるため、施工に必要な人員や機材を軽減するだけでなく、建設時に発生するゴミなどの廃棄物を大幅に減らすことができる。

中南米ではあまり事例のない3Dプリント住宅だが、同社はこの3Dプリント技術における2件の特許を取得。より短時間で低コストな3Dプリント建築が、安価な住宅を必要とする地域において、大きな変革をもたらすと期待されている。


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