造船用巨大3Dプリンタ「CFAM」

オランダのCEAD Groupが造船用途の巨大複合3Dプリンタを開発

オランダに本拠を置く3Dプリンタベンチャー「CEAD」は、造船やインフラ分野など大規模なエンジニアリングプロジェクトに適した新しいコンポジット3Dプリンタを開発した。

Leapfrog 3Dプリンターズの共同創業メンバー等によって結成されたCEADは、4×2×1.5mの大型3Dプリントに対応した大型3Dプリンタ『CFAM(Continuous Fiber Additive Manufacturing)』を開発。CFAM 3Dプリンタは、4×2×1.5mのビルドボリュームと、1時間当たり15kg(最大25kgも可能)の大容量押出速度を備えた大型3Dプリンタで、PP、PET、ABS、PLA、PEEKなどのエンジニアリングプラスチック材料を高速に吐出することができる。
また、造形物の強度アップのため、グラスファイバーやカーボンファイバーなどの繊維素材を組込み、内部の加熱機構を利用した温度管理機能により、3Dプリント時の反りを防止し、造形物の強度を増幅させる。

CEADは、CFAM 3Dプリンタの最初のプロトタイプを、繊維強化プラスチック製品および構造分野の専門企業Poly Productsへ提供。CFAM 3Dプリンタ最初のユーザーとなるPoly Productsは、CEADと協力し、金型や工具を使用せずに大規模な部品製造による検証と、プロトタイプ製品の製造を予定している。

Poly Productsは、CFAM 3Dプリンタによって生成された造形物を大型5軸CNCで仕上加工し、海洋用途の使用に適した強度を有する部品製造を自動化するためのプロセスを開発する予定である。

またCEADには、Poly Productsの他に、海洋工学およびコンサルティング企業Royal Roosへの納品を予定している。同社は、CFAM 3Dプリンタを使用し、船舶の重量軽減を削減するための大規模3Dプリントエンジニアリングサービスを開発する。

CEADは、欧州最大の大型3Dプリンタメーカーを目指し、2018年中に3台のCFAM 3Dプリンタを製造。より大きな生産体制に移行することを計画している。


関連記事

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

   

関連記事

ページ上部へ戻る