市販のインクジェットプリンタで回路をプリント!

AgICは家庭用インクジェットプリンタでフレキシブル回路を印刷できるインクキットを発売

AgIC-kit-1

2014年に創業しKickstarterでも資金調達を成功させた東大発のスタートアップ企業AgICは、銀ナノインクを用いた『回路試作インクキット』を2016年6月上旬より発売を開始する。

『回路試作インクキット』は、特別な環境を必要とせず、一般的なCADソフトやEAGLE、Illustratorなどを使って作成した回路図を、市販の家庭用インクジェットプリンタに同社開発のインクを使って回路を作成することができる。

推奨プリンタ一覧

  • EPSON PX-S160T
  • EPSON EW-M660FT
  • EPSON L220
  • EPSON L310

AgIC-kit-2

ハンダ付けは基材が熱に耐えられないため、AgICのフレキシブル回路では、導電性接着剤で部品を接着します。
また、印刷用基材には、PETフィルムと紙が用意されているが、いずれも片面のみ印刷可能(試験用に両面印刷可能なものも少量製造)。紙・フィルタを貼り合わせにハトメすることで、両面印刷基材をテストすることもできます。

AgIC-kit-3

『回路試作インクキット』内容物

  • AgICインク 50ml
  • インク注入用注射器・フィルタ
  • A6回路用紙 3枚
  • 予約価格  2万6000円(税込)

 

製品仕様

  • インク容量 50ml
  • 印刷可能枚数 * A6 約400枚
  • シート抵抗 0.3 Ω / sq
  • 最小パターン幅 † 0.2 mm
  • 最小パターン間隔 0.3 mm
  • 使用温度範囲 −20 〜 70 °C
  • インクの保管方法 冷暗所保管
  • 電源 長期使用の場合、交流のみ
  • 基材 紙/PETフィルム( 別売り )

* 回路の面積を紙全体の30%と仮定して算出。† 0.5 mm 程度より細い線では抵抗値が上がります。


関連記事

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でid.artsをフォローしよう!

     

ページ上部へ戻る