複数素材が適用可能なシリコン3Dプリンタ

ドイツのケミカルブランドがマルチマテリアルシリコーン3Dプリント技術を発表

ドイツの化学会社Wacker Chemie AG(ワッカー・ケミー)社のブランドであるACEOは、同社のシリコーン3Dプリントソリューションにマルチマテリアル機能を導入した。

2016年にシリコーン3Dプリント技術「ドロップオンデマンドインクジェット方式」を開発したACEOは、様々な色、硬度、化学的または物理的特性を有する複数の素材を単一3Dプリントプロセスに適用することができる。


ACEOマルチマテリアル3Dプリントシリコンのサンプル

シリコーンボクセルを任意の位置に堆積し、異なる素材を独立して配置できるマルチマテリアル機能により、生物医学研究などで使用される食品安全装置、医療機器、足場などの製造が可能となる。

同社は今後導電性素材と絶縁性のあるシリコーン素材の両方を一度に3Dプリントするプロセスの開発を計画しており、従来の3Dプリント技術では実現できない複雑な電子部品等の製造を実現しようとしている。

ACEOは、2017年11月14日〜17日に開催される「formnext」同シリコーン3Dプリント技術に関する資料を展示する。


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