3Dプリント技術で古代ミイラの顔を復元

古代エジプト頭部ミイラから3Dプリント技術をベースに完全な顔を復元

オーストラリア・モナッシュ大学とメルボルン大学の共同研究チームは、CTスキャンや3Dプリント技術などを活用し、約2000年前の頭部ミイラから精密な顔を復元。

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長い間、エジプト研究者のプライベートコレクションとして保管されていた頭部ミイラを復元するため、医学、法医学、考古学、CTスキャン、3Dプリント、彫刻の専門家等によって構成された研究チームを編成。

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医療チームによるCTスキャンを実行し、布に巻かれた頭部を正確に3Dスキャン。
スキャンされた情報などを元に専門家による分析を行った結果、この頭部ミイラは身長162cm前後、18~25歳の若い女性であることが判明した。

専門家等は、CTスキャンから読み取られたデータを元に正確な頭蓋骨の3Dモデルを生成し、そこから約140時間掛けFFF方式3Dプリンター「Ultimaker」で精巧な頭蓋骨のレプリカを3Dプリント造形。

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3Dプリントされた頭蓋骨

3Dプリントされた頭蓋骨のレプリカを利用し、復元彫刻の専門家がエジプト人の平均的な顔のデータを参考に当時の顔を正確に復元しました。

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